夫に不倫をされてしまった女性の方へ

夫が、不貞行為をした場合、妻としては、どのような法的手続が考えられるのでしょうか。ここでは、具体的な事案を想定して、説明したいと思います。

Aさんは、3年前に公務員として働いているBさんと結婚し、2年前に長女が出生しました。Bさんは、半年ほど前から、帰りが遅くなったり、携帯電話を操作している時間が長くなり、Aさんは、Bさんの行動が怪しいと思うようになりました。

Aさんが、Bさんの携帯電話を見ると、Cさんという女性と頻繁にメールの交換をしており、その内容のなかには、BさんとCさんの間に不貞行為があったことをうかがわせる内容もありました。
Aさんが、Bさんを問いただすと、Bさんは、浮気を認めました。
  似顔絵ping.pngのサムネール画像
 
このようなケースを想定して、Aさんは、どのような法的手続きが考えられるのでしょうか。

まず、Aさんとしては、方針を決めるにあたって、夫婦関係をどのようにしたいと考えるか、修復したいと考えるか、離婚もやむを得ないと考えるか、が大きなポイントになると思います。どちらにするかは、Aさん自身の人生の問題であり、Aさん自身が決断することとなります。

Aさんが、夫婦関係の修復を選択した場合、Aさんとしては、Cさんに対する慰謝料請求をすることが考えられます。慰謝料請求をする場合、内容証明郵便にて慰謝料を請求する場合と、いきなり訴訟を提起する場合が多く、いずれの手段をとるか、検討する必要があります。

Aさんが、離婚をする方向で行動をすることを選択した場合、離婚にあたっては、そもそも、親権者を選択しなければ、離婚することができません。次に、お金の問題として、①年金分割②養育費③財産分与④慰謝料について、どうするか、検討する必要があります。また、実際問題として、離婚後の生活設計も考えていかなければなりません。

 

Aさんは、Bさんと離婚の協議をしたものの、話がまとまらなかったため、子供を連れて、実家に戻ったと想定して、説明を続けます。

 

Aさんは、離婚手続きをすすめるためには、多くの場合、離婚調停の申し立てをします。また、別居中の生活費(婚姻費用)の支払いを受けていない場合、婚姻費用の調停の申し立ても検討する必要があります。また、Cさんに対する慰謝料請求も検討する必要があります。

 

離婚調停が不調になった(まとまらなかった)場合には、離婚訴訟の提起を検討する必要があります。婚姻費用の調停が不調になった場合、審判に移行することが通常です。

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